仕事に追われる毎日は、気がつけば心の重荷となっていました。朝から晩まで働き詰めで、息をつく暇もなく、心と体が限界に達しているのを感じていました。それでも「もっと頑張らなければ」という思いが、休むことを許さずにいました。しかし、ある日、ついに心のリセットボタンを押さざるを得ない状況に追い込まれ、休職を決断しました。
最初の数日は、ただ何もしないことに強い罪悪感を感じました。朝、目覚まし時計に起こされることもなく、何の予定もない一日が始まることに、どうしていいのか分からない戸惑いがありました。心のどこかで、時間を無駄にしているのではないかという焦りも感じていました。しかし、次第に「今この瞬間を大切にすること」が、私にとって必要なプロセスであることに気づきました。
休職中、私はまず自然の中での時間を増やすことにしました。近くの公園や湖畔を散歩し、緑の中で深呼吸をすると、心が少しずつ軽くなるのを感じました。自然の美しさに触れることで、心の中にたまっていたストレスが解放され、リラックスできるようになりました。鳥のさえずりや木々のざわめき、風のそよぎが、私の心を癒してくれました。
休職の期間中、ヨガと瞑想を始めることも決意しました。毎日数分間、呼吸に集中し、心を静めることで、内なる平穏を取り戻すことができました。ヨガのポーズを通じて、体の緊張を解きほぐし、心と体のつながりを感じることができました。これらの練習は、心の中に溜まった不安や緊張を和らげ、穏やかな気持ちをもたらしてくれました。